ナノエレクトロニクスは、今日の社会で扱う情報量の急激な増加に伴って増大するエネルギー消費の抑制や、Society5.0の推進におけるIoT技術開発に欠かせないキーテクノロジーとして期待されています。電子情報技術産業協会(JEITA)では、IEC(国際電気標準会議)TC113 (Nanotechnology for Electronical Products and Systems) に対して日本として対応すべく、日本工業標準調査会から審議団体として受託し、国際標準化事業を推進しています。
今回は、当該分野の研究開発動向、及び国際標準化活動の進捗状況について紹介させて頂きますので、是非この機会にご参加頂き、各社のビジネスにお役立て頂ければ幸いです。
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概要
開催日時 | 2020年 1月 29日(水) 10:30~12:35(受付開始10:00) |
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場所 | 東京ビッグサイト会議棟 6階 610会議室 |
主催 |
一般社団法人電子情報技術産業協会 ナノエレクトロニクス標準化専門委員会 |
参加費 | 無料〔事前申し込みが必要です、申込期限:2020年1月27日(月)〕 |
参加申込 | https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/form_tss/form.cgi |
講演プログラム |
10:30 -10:45 IEC TC113国際標準化の概要と重要性 小野晃氏産業技術総合研究所特別顧問(IEC TC113 Chairman) 10:45 -11:15 AIデバイス材料の研究開発及び標準化 秋永広幸氏産業技術総合研究所ナノエレクトロニクス研究部門統括研究主幹(IEC TC113 WG7 Convenor) 〔概要〕エッジ用AIデバイスには低消費電力・小型であることが求められますが、システムアーキテクチャ側 からのリクエストを反映して、一体的にデバイス開発を行わなければなりません。本講演では、AIデバイス用の 新材料開発に関する事例紹介と、その開発を推進するための国際標準化の取り組みについてご紹介いたします。 11:15 -11:45 ナノ材料による太陽電池、薄膜有機エレクトロニクスの研究開発及び標準化 荒牧晋司氏次世代化学材料評価技術研究組合研究部GM(IEC TC113WG9 Convenor) 〔概要〕TC113/WG9ではナノ電子デバイスの標準化を進めており、日本からも太陽電池や有機トランジスタの 評価法に関する提案がなされています。本講演では、WG9の取り組みを紹介し、トピックスとして、 JEITA規格の策定後に国際提案へと進みつつある屋内光での太陽電池の評価法に関して解説します。 11:45 -12:05 ナノカーボン材料の研究開発と国際標準化 近藤大雄氏㈱富士通研究所デバイス&マテリアル研究センター 〔概要〕グラフェンやカーボンナノチューブをはじめとするナノカーボン材料に関する標準化を進めている TC113/WG8は、近年最も標準化提案の多い活発なWGの一つです。本講演では、WG8の全体概要と 日本としての取り組みや今後の課題について紹介します。 12:05-12:25 カーボンナノチューブ配向膜の国際標準化について 野田啓氏慶應義塾大学理工学部電子工学科准教授 〔概要〕化学気相成長法などで作製される垂直配向カーボンナノチューブ(VACNT)膜は、電池やキャパシタの 電極材料や熱界面材料としての応用が期待されています。本講演では、VACNT膜の物理的特性を左右する 質量密度や伝熱特性の測定に関する国際標準化の取り組みについて、ご紹介します。 12:25-12:35 JEITAナノエレクトロニクス標準化専門委員会の活動について 遠藤浩幸JEITAナノエレクトロニクス標準化専門委員会/ナノエレクトロニクス標準化戦略G主査(日本電気) |
お問合せ先 |
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)技術戦略部標準化戦略室(布川・岩渕・澤田) TEL 03-5218-1059FAX 03-5218-1078 e-mail : tsc4(at)jeita.or.jp ※(at)を@に書き換えてください。 |